第24回:中国への移住準備(4)

今回は中国への移住準備に関して、よく寄せられる質問について
QA形式で案内していきます。

質問①
「内定が出た後、実際に着任するまでの期間はどれくらいあれば足りるの?」

→その時の居住地や、就職中か離職中かの状態などによっても準備期間が異なるのですが、
今まで見た中で最短では2日です。これは非常に稀なケースで
(現地のホテルに滞在しながら就職活動をされていた方でした)、
日本にいる方で離職中の方であれば2週間〜1ヶ月、
在職中の方であれば引継ぎ期間にも依りますが、1ヶ月〜2ヶ月といったところでしょうか。
中国の大型連休が重なり、半月ほど入社がずれ込むこともあります。
会社側としては早めの着任を望むことが多いので、
内定確定後、即準備に入ると考えておいた方が良いと思います。
大体、内定が確定した後、会社から着任時期の確認が入るので、
凡その準備期間を確保し、渡航できる目安日程を伝えます。
(この時に航空券の空きを確認するのもお忘れなく)
準備といっても、Fビザの用意、荷物の準備に時間が掛かるぐらいで、
卒業証明書の取得、市役所などでの手続きは比較的短時間で済みます。
平行して進めていけば、2〜3週間あれば事足りるでしょう。
住んでいる部屋を退去(引越し)する場合は作業量が多いので、
準備期間にもう少し余裕を見ておいた方がいいです。


質問②
「日本から持参した方がいいものって何?」

→まず普段着が多少必要です。
(中国でももちろん買えますが、自分の好みのものがあるか
分からないので日本から持ってきておいた方がいいでしょう。
ちなみに深セン、香港にはユニクロがあります)
日本で売られている靴はデザイン、材質、機能性ともバラエティが豊かで、
コストパフォーマンスも含め、日本で買った方が無難なように思います。(サンダルなどは除く)
男性用スーツは、日本と中国では形やデザインが多少違うらしく、
日本から持ってきた方がしっくりくるようです。
健康美容グッズ(整髪料、化粧品、常備薬など)も普段から使っているものがいいでしょう。
細かいところでは爪切りや耳かきは日本製が良いようです。
コンタクトレンズは使い捨ても含め、大手メーカーのものが中国でも売られています。
中国語を話さない方の場合は、電子辞書が役立ちます。
パソコンを持ってくる方も多いです。中国でも購入出来ますが、
OSが中国語か英語(たいてい海賊版)になります。
ノートパソコンのアダプターは世界対応になっているものがほとんどなので、
電圧規格が日本(100V)と異なる中国(220V)でも、そのまま使えます。
中国のコンセントの形状は複数あり、A型(日本と同じ形状の二又)や
I型(3又)が多く見られ、日本から持ってきたノートパソコンもそのまま差し込めます。
もしたまたま、中国の住居のコンセント差込口がA型でなかった場合は、
変換プラグを使えば接続できます。
(変換プラグは中国で購入でき、比較的安価です)
最近は中国でも電気製品が充実してきており、ミキサー、オーブン、ホームベーカリーなどの
調理家電からイオンドライヤー、ヘアアイロン、美顔器なども売られています。
電気シェーバーも日欧メーカーのものをよく見かけます。
日本からわざわざ家電を持ってくることはあまりなさそうですが、
もし日本の電圧規格の製品を使う場合は、変圧器が必要です。
日本の書籍の入手は意外と困難なので、本好きの方は何冊か持ってきた方がいいしょう。
(現地で中国語を勉強したい方は、テキストの1冊でも持参すると
学習がしやすくなります)
それから、日本のスケジュール帳は使い易いので、翌年のものが出ていれば
予め買ってくると重宝します。
多少の日本食品も入れてくると、後で懐かしい日本食が堪能できます。

基本的にはこんなところでしょうか。

その他、「これ持って行った方がいいのかな?」というものがあったら
お気軽にハローチャイナ人材にお問い合わせください。


それでは今日はこのへんで。

よい週末を!


中国就職サポートはハローチャイナ人材
中国の生活が垣間見られる中国生活日記