最終回:中国でインターネットを開設する

住宅を借りたらガス・電気などと共に最近では重要な生活インフラとなっている
インターネットの開設も欠かせません。
会社借り上げの住宅は会社側で接続環境を整えてくれていることが多いですが
自分でプロバイダに申し込みをする場合もあります。

中国もプロバイダは複数社ありますが、
どこの地域にも必ずあるのが中国電信
(中国語でインターネットを「寛帯」といいます)
半年または1年のパッケージを申し込むと利用料は月額100元前後。
大体どこのプロバイダーも似たような価格設定です。

申し込み方法は、中国電信の場合はコールセンターに電話。
電話番号は「10000」と至ってシンプルなんですが、
自動応答のアナウンスが分かり難い(中国語または英語)、
それをクリアしたとしても、今度はなかなかオペレーターに繋がりません。
数人が一斉に電話して数分後に1本繋がったということもあります。

なので時間的にゆとりがあれば、直接店舗に行って申し込むのも手です。
深セン支店一覧 
東莞エリア 

申し込みの際はパスポートと現住所の控えが必要です。
支払い方法は現金の前払い、月々の口座引き落としなど選択可能です。
口座引き落としの場合は申し込み時にキャッシュカード、口座情報も持っていきましょう。

申し込みから数日内(大抵5日内)に、自宅に係員が開通工事にやってきます。
工事日は申込の際に確定できないので、後ほど電話で
この日の何時頃に行くから家に居てください、と連絡が入ります。
中国語に自信がない方は、代理人の携帯に電話するよう依頼しても構いません。

工事完了後、接続ID、パスワードがモデムの空箱に書かれます。
書類に記載されたものを受け取りたいところなんですが(安心感がある)、
中国電信は箱に手書きという方式を継続しています。
接続IDとパスワードは貴重なログイン情報ですし、
問合せをする際も接続IDで顧客特定が行われることもあります。
この箱は捨ててしまわないよう気をつけましょう。

申込を電話で済ませた場合、あるいは申込時に口座情報が分からなかった場合は
工事完了後、係員にキャッシュカードのコピーを渡す必要があるので用意しておきましょう。
(予めその旨説明されます)

これでインターネット接続は完了です。
半年あるいは1年後、再契約をする場合は、電話でも直接店舗に行ってもどちらでも構いません。

上記は中国電信の例ですが、会社のスタッフに聞けば、
他のプロバイダー情報、申込方法などもすぐに分かります。
インターネット接続に限らずとにかく着任後暫くは分からないことばかりで、
現地の皆さんにお世話になることが多々あります。
質問をすれば皆親切に教えてくれるので、遠慮せずどんどん聞いていきましょう。


それから、携帯電話も自分で購入する場合があります。
携帯本体は家電量販店、デパート、携帯専門ショップなど至るところで販売されているので
価格設定、品揃え、店のグレード(模倣品を販売していそうもないか)などから
比較し購入店を選びましょう。これも現地の方に聞くのが一番です。

中国では携帯電話本体と電話番号は個別に売られています。
(同じお店で本体と番号両方購入可能ですが、セットではありません)
電話番号は、その番号により価格が様々。
中国では人気のない数字の「4」「9」が入っていると安かったり、
逆に縁起のよい「8」が多く連続していたら高値になったりします。
それから、キャリア会社、サービスの種類によって、月々の基本料金、通話料も
変わってくるので、番号を購入する際は、どこの会社なのか、料金設定はどうなっているかなど
確認しましょう。中にはその市内のみしか利用出来ない番号もあります。
このあたりもやはり現地の方に付いていってもらうなど、ヘルプをお願いした方が無難です。

携帯番号(番号データが入ったSIMカード)を購入すると、
暗証番号が入ったカードが同梱されています。
暗証番号は、携帯を紛失し再度同じ番号を使いたい時や、
プラン変更の際などにも必要になるので、必ず保管しておきましょう。


さて、これで着任後に必要となる諸準備の説明も終了、
長く続いた中国就職活動ガイドも締めとなります。

このガイドでは、中国転職への決意から始まり、応募、面接、着任までを
一通り案内してきました。
皆さんの就職活動の一助になれれば、転職エージェントとして冥利に尽きません。

今後も弊社は、中国で就職・転職を目指す方々に、
その転職が明るい未来に繋がっていくことを切に願いながら、
惜しみないサポートを提供していきたいと思います。

長らくお付き合いいただき、ありがとうございました!


中国就職転職はハローチャイナ人材