上元の夜

今日は上元。旧暦の新年が明けて15日目です。
中国では、新しい年が始まって初の満月の夜ということで
みんなでお祝いをします。
地域によりお祝いの仕方が異なりますが
ほとんどの人が食するのが、餡入り白玉。

スーパーに行ってみると白玉団子を
買いにきている家族連れが多く、
まだお正月の熱気も覚めやらない中
(もう新年が明けて2週間は経つのに・・・)
スーパーもここぞと白玉商戦に熱を入れていました。



賑わう白玉売り場。
赤いビラは白玉セール表示。

色も味も様々な白玉たち。



日本でも白玉団子はポピュラーですが、
こちらの白玉は中に餡が入っています。
その餡も種類が豊富で、黒ゴマ、ピーナッツ、
うぐいす豆などバラエティ豊か。




私は栗餡入りの紫色のお団子をお買い上げ。

基本的な調理方法は、凍ったままの白玉を沸騰したお湯に入れ
2〜3分茹でるだけですが
各家庭、シロップ水を作ったり甘酒でゆでたりと
作り方も様々のようです。



栗餡入り白玉団子、ならぬ紫玉、食してみると
もっちもちのお団子の中に滑らかな栗餡で美味!


中国の皆さんは家族団らん、ご馳走と白玉団子を食べながら
月を静かに愛でるのね、と思いきや
今日もまた、四方八方から打ち上げ花火がバンバン上がりまくり、
祝賀ムードは最高潮。
(かれこれ2時間は上がり続け既に空気は煙で白んでいる)
どこまでも情熱的な国民性です。

私的には熱気溢れるお正月が中国を訪れるシーズンとしてお勧めです。
(観光地は混むので避けた方が無難です)