障害物競走

夜の8時半。
さてもう一仕事、と張り切っていたら、急にオフィスが真っ暗闇に。
そう、こちらではよくある停電。
気がつくと、ビル内はおろか、隣の建物も含め、一帯が全て停電。
本当の暗闇とはこういうものを言うのか、というほど真っ暗な世界。
携帯電話の明かりを頼りに手探りで荷物をかき集め、オフィスを後にしました。

停電なんてこちらでは日常茶飯事だけれども、
最近思うのは、予期していないことがよく起きる中で
その影響を最小限に抑え、仕事を通常モードでこなしていけることが
求められる大切なスキルではないか、ということ。
まるで障害物競走で、飛び出してくるハードルを脇目もふらず飛び越え
ひたすら全力で前に向かって走っていくような、そんなイメージ。
障害物があるから進めない、足を引っ張られる、というのは
仕事ができないということ。
障害物は必ずある。
それをいかに、何もないように、素早く、淡々と、処理し、飛び越えていくかが
重要な能力なのだ。

仕事も人生も障害物競走。
ハードルをひとつ飛び越えるたびに、自分も一段成長できる(はず)
皆さんも一緒に走っていきましょう。


<後日談>
停電になった後、オフィスの電灯もエアコンのスイッチも何も切らず帰ってしまった私。
翌朝会社に来たスタッフ達は、エントランスの電子ロックが解除され(チェーンで施錠はしてある)
煌々と明かりがともり、エアコンもついている状況を外から見て
「泥棒か何か曲者が忍んでいるに違いない・・・」と
みんなで戦々恐々と中に踏み込んだらしいです(笑)
ごめんなさいね、皆さん。