お茶展示販売会

お茶の展示販売会なるイベントが開催されているのを見掛けたので、
お茶好きの私はちょっと入ってみました。


中に入ると一応それらしく赤い絨毯が引かれ
両側に小さなお茶屋さんが並んでいます。



あまりやる気のなさそうなお茶屋さん

そのままどんどん進んでいくと、なぜか突然洋服売り場になりました。


確かにお茶だけだと飽きてしまいますから、他のものもあった方が良いですね。
実際、お茶売り場よりこちらの方がお客さんも多かったです。


ワンピース1着59元、2着100元



ジャケット120元、150元、ちょっと良いものなのか580元

それ程値頃感もなく、普通のお店と同じ価格帯でしょうか。



布団も販売。


そして更に進んでいくと今度は食品コーナーに。
なんでもありです。


こちらは更に集客力があるようで、結構な熱気でした。

どんなものが売られているのかと思いましたが、
乾物が多かったです。
胡桃、ナツメ、漢方の当帰の出店が多かったですかね。


黒ナツメ。ナツメって赤いものしかないと思ってました。
(赤ナツメを更に加工し黒ナツメにします、
黒の方が増血効果が高いそうです)
中華料理のお店でスープを頼むとよくナツメが入ってますね。
体に良いみたいです。



海藻を油で揚げた実演販売。
揚げると相当大きく膨らむようです。
まだ中国にはよく分からない食品が多いですね。



ゴマを臼で挽いてのゴマ油実演販売。絞り立てをペットボトルに詰めて
売っています。1本10〜20元。

結構な人だかりがあったので覗いてみると
雲南省のキノコの和え物でした。

和え物というか、すごい油の量なんですが。
今回の展覧会中、このキノコの和え物が断トツ人気ナンバー1でした。


外に出てみるとまた何やら人だかりが。



おお、何と絵画のオークションをやっている?
これは面白そうです。



大きな絵が出てきました。
マイクを持ったお姉さんが価格を発表します。
「600元!」
・・・誰も手を上げません。
「300元!」お姉さんの言い値は下がっていきます。
「200元!」・・・そして最後に100元で一人の人が手を上げ落札(?)
これはオークションではなく、叩き売りショーなんでしょうか。

しばらく見ていると、どの絵も最初は500元ぐらいなんですが、
誰もそんな値段で買わないのが分かっているので
すぐに半値ぐらいに下げ、そして結局60〜100元で売っていました。
ひとつの絵に掛ける時間はものの1分半程。
お客さんが買おうか迷ってたら、お姉さんは「時間がないから早く決めて」と
言っていました。


このきれいな花の絵も「2枚セットで100元で売ってあげるわ」と
叩き売っていました。

お店で売っても100元程度の絵なんでしょう。
恐らく普通に絵を壁に掛けて売っていたら、
皆、横目で見て素通りではないでしょうか。
(絵のお店に人が入っているのをあまり見たことがありません)
それをショーの形にすることにより、
絵に全く興味を持っていなかった人達も呼び込み、
ゲームのような楽しさと共に絵を売っていく。

そして何より次々と絵が出てくるので、皆スピーディに
買うか買わないかの判断を迫られることになり、
販売にかける時間が超短縮化され効率が非常に高いのです。

絵を売りさばいているお姉さんは、恐らく朝から声を張り上げているからか、
トローチをあげたくなるほどハスキーボイスになっていましたが、
このお店は大成功、ブラボーです。

本当にアイディアって大切ですよね。