アラブ料理

広州と言えば、アラビア料理。
(とか言っているのは世界でも私ぐらいしかいないと思いますが・・・)

でもそう言いたくなるほど、広州にはアラブ料理店が
軒を連ねる地域があるのです。
アラブ人が経営しているお店で味も本格的です。

いくつかあるお店の中で、一番混んでそうなお店を選択。
中はほぼ満席の状態でした。



店内の様子

すごいですね。イスラム教徒のオンパレード。
私は中東にいるんでしたっけ、と錯覚するほど。
お客さんの大半は、アフリカ系、西アジア系、東南アジア系などの
イスラム教徒で、オーダーを取る店員さんもアラブ人。
飛び交う言葉はアラビア語。
ここは一体どこなんでしょう。
混雑するお店の中を、中国人のウェイトレスさん達が
必死に駆けずり回っていました。

これだけ混んでいるんですから、美味しいのは間違いありません。

アラブ料理はお肉が中心。
こんがり焼いたお肉と独特なスパイスの香りが
堪りません。
ジューシーなお肉をたっぷり食べたい!と思っていた私は
ステーキをオーダー。


頼んだお料理。(なんか豪快な盛り付けですね)
ラム肉のステーキ、クリームスープ(濃厚でした)、
たっぷりの生野菜を刻んだサラダ、ナスのペースト、
ひよこ豆のペースト、中近東独特の平らなパン、などなど。
パンは焼き立てで柔らかく歯ごたえもしっかりあり大変美味。
これにペーストを付けたり、お肉と野菜をはさんでパクつきます。
それにしても、このパン、小さくカットしてはありますが
元々の大きさが尋常じゃあありません。
ゾウの足ぐらいはありそうでした。
ラム肉のステーキもこれまた私の顔ぐらいあり、
さすがに途中でギブアップ。

まわりのアフリカ、中東系の人たちはガツガツ食べています。
そしてよくしゃべる。

毎日こんな料理をこれほどのボリュームで食している民族は
やはりスタミナというか勢いが違うように思います。
精神的なタフさも半端じゃない感じです。

イスラム教徒のあの不屈の精神は宗教性から来るものなのか、
食物からもたらされるものなのか、
いずれにせよ、人は口にするものによって作られている側面も
あるんだろーなーと感じました。


このお店のある一帯は、外国人の率が非常に高いです。
路上にいるのは、ほとんどがアフリカ人、中東人、あとはパキスタン人ですかね。
以前はこんなにいなかったんですが、その数に圧倒されます。
欧州は移民政策引き締めで移住しにくくなったし、
じゃあ成長著しい中国に、ということでやってくるようです。
世界って繋がってますね。




<アラブ料理のお店>
SABA RESTAURANT/ 沙巴餐廳
住所:広州市環市中路300号天秀大厦C座1楼
TEL:020-8356-8786