第11回:中国の求人に応募する(5)-履歴書の準備-

前回は履歴書の志望動機欄まで説明をしました。
志望動機をまとめるのは意外と時間が掛かる作業かもしれませんが、
ここまで書いたら、履歴書はほぼ90%仕上がったようなものです。
そこからは、比較的簡単に埋められます。

その他の項目の注意事項は下記となります。<希望待遇欄>
希望欄には、希望職種、希望勤務地、希望月給など
自分の要望を箇条書きで記入します。

(一例)
希望職種:製造技術、工場管理
希望勤務地:中国全土
希望月給:25000元(手取り)

注意するとすれば、あまり書き過ぎないようにする、ということです。
特に細かな待遇について書き連ねてあると
「私はこれを付けてもらわないと入社しません」と言っているような
印象を与えかねません。
希望欄はすっきりとまとめましょう。<最寄駅/通勤時間>
住宅も決まっていない、会社の所在地もはっきり分からない段階で
書くのは不可能なので、空欄のままで提出します。<扶養家族>
履歴書上にカッコ書きで説明がありますが、配偶者を除いた扶養家族数を入れてください。<配偶者の有無、扶養義務>
時折、有無どちらにも丸が付いていないことがありますが
忘れないように気をつけましょう。
家族構成、扶養家族の有無は希望給与の整合性などの
判断材料になります。
また海外での勤務に家族が帯同になるのか、単身赴任で来るのか、
そして家族が賛同しているのか、というのも
仕事への傾注度、定着性に関係してくる為
採用企業の関心が向くところです。


履歴書の形式により異なりますが、これで大方の記入は終了です。
お疲れ様でした。

新卒者の場合は、応募時の提出書類は履歴書のみで準備完了。
社会人経験者は、次に職務経歴書の作成に入ります。
「えー、まだ資料作成しなきゃいけないの。しかも職務経歴書ってどう書けばいいんだよー」と
お嘆きの方、確かに大半が項目を埋めていくだけの履歴書と違い
自分で記述内容を考えていく職務経歴書は多少脳に汗をかいて貰う作業にはなりますが
それだけに、自身のキャリア、培ってきたことを再認識出来るものが作れます。
きっと誰もが作成した職務経歴書を見て、
「結構いろいろやってきたんだなー、我ながらやるなー」と評価したり、
逆に「こんなキャリアしかない。。とほほ」などと思ったりと、
新たに気づかされることがあるでしょう。
職歴の棚卸し、再認識は、今後のキャリア構築にも大きく影響しますので
面倒ではありますが良い機会と諦め(?)、きっちり作成していきましょう。

職務経歴書の場合、定型フォームはありません。
白い紙を前に「何から書き始めれば、、、」と入力の手も止まってしまいそうですが、
安心してください。定型ではありませんが、フォーマットはネットで検索すれば
いくつも見つかります。
ハローチャイナ人材のHPでも職務経歴書フォームのダウンロードが出来ますよ。
フォームを使わずとも、記載項目を自分で決め自由に作成しても構いません。
応募資料の完成度も、書類選考の材料になり得ます。
見やすい職務経歴書に仕上げられれば、評価に繋がる可能性もあります。
フォーム利用でも、オリジナルの資料でも、見易さを頭の片隅に置いて作成していきましょう。

用紙サイズはA4推奨(応募企業内での書類選考、面接の際など
プリントアウトされることもあるので、A4が無難です)、
ファイルの形式は履歴書同様、ワード、エクセル、PDFが一般的です。
(その他のファイル形式は応募先企業のパソコンで開けない可能性もあるので避けましょう)

フォントに関する注意事項は履歴書と同じで、
ゴシック、明朝などのフォントを使用
文字サイズは大き過ぎず小さ過ぎず(サイズ10か12ぐらいが適切)
太字は使わない(但し、題目、会社名など目立たせたい箇所は例外)
といったところです。

あまり長いと読む方も疲れてきますし、要点が定まらずアピール度が低くなるので、
2枚ぐらいにまとめるようにしましょう。(職歴が浅い場合は1枚で可)

さて、ようやくここから職務経歴書の書き方の説明、、、といきたいところですが
長くなってきたので今日はこのあたりで終わりにしておきます。
また来週!


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