第12回:中国の求人に応募する(6)-職務経歴書の作成-
職務経歴書作成方法の説明です。
恐らくフォームを使う方が多いと思いますが、各フォームは内容に違いもあるので、
今回は雛形なしという前提で一般的に記載すべき事項を案内しておきます。
まずは一番頭に資料名「職務経歴書」と記載(当たり前ですが念の為。。)、
目立つように文字サイズを大きくするといいでしょう。
それから、氏名と日付も入れます。日付は履歴書と同日にしておきましょう。
その下に職歴についての説明を時系列で記述していきます。
まずは、自身が勤めた会社がどんな会社でどのような事業をしていたのか
概要を記載します。
- 社名
- 事業内容
- 所在地
- 従業員数
次に、その会社で自分がどれくらいの期間、何を担ってきたのか、を記述していきます。
- 在籍年月日
- 所属部署
- 役職名
- 部下の人数
- 業務内容(事業内容ではなく、自身が担当した業務です)
- 実績
- 退職理由
その他、出向があった場合は、出向先の法人名、その会社での役職、
担当業務などを漏れなく記載しましょう。
異動や昇進が発生した場合も明記します。
業務内容については、出来る限り詳しく記述する必要があります。
例えば営業であれば、「営業、ルート営業、新規開拓」と簡単にまとめず、
担当顧客:○○株式会社、○○Ltd、・・・・
製品:(事業内容と全く同じで単一製品のみであれば記載不要)
業務内容:営業
・既存客を定期的に訪問
・顧客の問題点を分析し、解決を促す製品の提案
・プレゼン資料作成
・見積り作成
・価格、技術、納期に関する交渉・・・
といったように、毎日していたことを振り返りながら
具体的な業務内容を記載していきます。
詳しく書くことにより、採用担当者は応募者の働く姿を頭に描くことが出来ます。
「こういう仕事は是非うちでもやってもらいたいな」と思ってもらえるかもしれません。
記述方式については箇条書きをお勧めします。
文章ではなく箇条書きにすることで、要点が集約され判り易くなります。
実績欄は、売上や生産効率を上げた/不良率を下げたなど
数値化出来る成果については、その方法を説明すると共に、
必ず数字を盛り込みましょう。
「何も実績らしいものを作ってない。書くことがない・・。」という方、
「複数のパソコンに点在していた資料を統合、整理し
業務効率化を図った」「親睦会を開催し部門内/外のコミュニケーションを促進させた」
「自身が提案したことがきっかけで新規プロジェクトが始動した」など、
多方面に渡ってアピールポイントを探ってみましょう。
在籍年数が浅くどうしても実績と称せることが浮かばない場合は、
「習得したこと」という項目に変えてみるのも手です。
そして、最後の退職理由、、、の説明をしようと思いましたが、
時間もちょうどキリがいいので今日はこのへんで。(もうじき楽しいランチタイム)
また来週!