第14回:中国に面接に行く

書類選考に無事通過したら、次はいよいよ面接。
今までは遥か彼方にぼんやりと見えていた中国が、
ここで一挙に目の前に現れる、という感じです。

面接場所は、日本本社、中国現地の勤務先、どちらかになります。
(中国現地の担当者の方がたまたま日本出張が入ったから、ということで
東京の喫茶店などで面接、ということもあります)

大抵は会社側の指定面接地になりますが、日本、中国、どちらでも構わないので
自分で選択をしてください、というケースもあります。
どちらの方がいい、とは一概には言えないので、その時の状況に応じて
検討をしましょう。


日本から中国に飛んで、または中国の別の地域から飛行機で移動しての面接の場合、
フライトの予約が取れるかどうかで面接日が変わってきます。
また渡航となると日帰りは無理なので在職中の方は会社に休暇の許可をもらったりと
事前の準備も日数を要します。
そういった事情も考慮して、面接担当者からは大体このあたりでどうか?や
こちらに来られる日程をいくつかあげてほしい、と打診が入ることが多いです。


面接日の目安が分かったら航空券を予約します。
ただ、企業側がたまたまその日都合が悪い、という場合もありますので、
購入前に、先方に希望日程を告げ面接が可能か確認を取りましょう。

航空券を購入する際、戻りの日を何日にするかは、
今後の予定、面接を受ける企業数などによって異なってきます。
1社のみであれば行き帰りに各1日、面接1日の計3日で事足ります。
ついでに現地の観光も、という方はもう1日ぐらい追加すればいいでしょう。
2社以上であれば、1日に何社面接を受けるかで滞在日数が変わります。
面接時間のみ考えれば1日に3社ぐらい行けるだろう、と思いますが、
面接を受ける会社は点在していることが多く、
各会社の移動に1〜2時間掛かることがほとんどなので、
多くても1日2社といったところです。

中には、採用に至ったら日本に帰国せずそのまま入社する方もいます。
その場合は片道航空券でいいのですが、片道は逆に高かったり、
航空会社によっては帰りの航空券がないと搭乗不可というところもあるので、
往復航空券を購入し、片道使用後破棄とするのが無難です。
あるいは、中国の休暇時に一時帰国する為に、
半年のオープンチケットを購入しておくのもありです。
(ただし、就職後そのオープンチケットで日本に帰った場合、
また中国に戻る際に長期オープンの往復航空券を購入することになり割高。
入社後、休暇時に日本帰国航空券を支給してくれるところもあります)

いろいろ書いていたら全くアドバイスになりませんね・・。
人材の方々を見ていると、多くの方はやはり一度は片道破棄をしているようです。


採用後日本に戻らず入社、の話が出たのでついでに説明をしておきます。

面接の為渡航して、そのまま日本に帰らず就職。
なんと大胆な、と感心する方も多いことでしょう。
確かに「自分は絶対に就職するんだ」という強い決意がないと出来ません。
またその退路を断つという行動が、更にその思いを確固たるものにするのでしょう。
こういう方には是非就職成就を果たしてもらいたいものです。
さて、実際の準備について案内しておきますと、
日本を発つ前に長期帰国しない前提で準備をしてくる必要があります。
またいずれ入社準備の解説の際にも触れますが、
日本で渡航前に済ますべき事項としては下記があります。

  • 引越し荷物の整理(家族に預けておいて就職先が決まったら送ってもらうのが一般的です)
  • ビザ取得準備(会社により中国で手続きする場合もあり。会社側に事前に確認できます)
  • 住所を移転する場合は市役所で手続き
  • (必要に応じ)健康保険、年金の手続き
  • まわりの人へのご挨拶

ざっとこんなところでしょうか。
一番ネックになるのが、恐らくビザの手配だと思います。
中国では15日以内であればノービザで滞在可能です。
15日以上中国に滞在する、そのまま就職するつもりの方は、
長期のビザを日本で取得しておけばいいでしょう。
ビザの種類もいくつかありますが、その説明はまた今後追々していきます。
お急ぎの方は、ハローチャイナ人材かビザ取得代行会社にお問合せください。<お勧めのビザ取得代行会社>
中国ビザセンター 
ウエストン 

入社後は会社側で就労ビザの取得手続きをしてくれます。
その際に、卒業証明書などが必要になることが多いので、
渡航前に準備をしていった方が無難です。
その他、必要書類がないか先方に確認をしておきましょう。

若干話が逸れてしまいましたが、面接準備の話に戻ります。
・・・と思いましたが、今回は大分長くなってきたので、続きはまた次回に。

また来週!
よい週末を。

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