第20回:面接当日

さあ、とうとう面接当日です。
情報収集、仕事探し、応募など一連の就職活動のフィナーレが
この面接です。
面接の結果によってその後の人生が少なからず変わってくるわけですから
もう一大イベントです。
良い結果になるように気を引き締めて参りましょう!

出掛ける前に身だしなみを鏡で確認。
履歴書、筆記用具、パスポートを忘れずに持って出ましょう。

面接する会社に到着すると、工場の場合は入り口に保安員がいるので、
用件を伝え入場の許可をもらわなければなりません。
比較的職務に忠実な保安員が多く、誰を尋ねてきたか、
何の用件か、どの会社の何と言う名前か、としっかり聞かれます。
この際、保安員に面接と告げるより、「商談で来た」と言った方が
扱いがよく、スムーズに話が通るように思います。
(面接と言うと中国人の人事部に連絡がいき、
確認に時間が掛かってしまうこともあります)
保安員には日本語で答えてもいいですし(通じませんが、何となく分かってくれます。。)、
片言の中国語、筆談で話は通じます。
入出チェックの名簿のようなものに、自分の名前、会社名などを
一通り記入すると、入室許可証のような名札を渡されるので
それを胸ポケットあたりに付けましょう。(帰る時に忘れずに返却します)

オフィスビルの場合は、特に保安員はいないので、そのまま会社に直行できます。

どちらも会社に到着したら、まず受付に名前を名乗り、
面接担当官の名前を告げてください。
ほとんど日本語で通じますが、念の為、自分の名前と
面接担当官の名前の中国語読みは覚えておきましょう。
受付のない会社もありますが、そういう場合は「こんにちは」と
目ぼしい人に声を掛けて、面接担当官を呼んでもらいます。

その後、面接会場となる部屋に通されます。
基本的にはやはり上座(奥の席)は避けて、入り口側の席に座っておきましょう。

暫くすると、とうとう担当官の登場です。
まずは立ち上がって元気に挨拶しましょう。
「本日面接に参りました○○です。よろしくお願い致します」といった感じでいいと思います。

面接の内容は、各社異なりますが、一般的な順序としてまずは自己紹介、
(会社によっては、その前に会社案内をしてくれるところもあります)
今までの経験や中国での就職を目指すことになった経緯などの質問、
あとは、その他の質疑応答といった流れが多いです。
職務内容により中国語のレベルチェックが5分ほど入る場合もあります。
(中国人スタッフを呼んできて、中国語で実際に話をしてもらいます。
どこに住んでるの?どんな仕事経験があるの?
以前中国語勉強したの?といった質問がよく出ます)

面接時に気をつける点としては、朗らかで明るい態度で接すること、
「はい」「そうです」など話が広がらない単調な返答ばかりしないこと
(相手が聞きたいであろう事は、話の流れで分かりますから、
言葉を加え、先方が納得できる受け答えを心掛けます)、
それから、出来るだけ張りのある大きな声で話すことです。
声が小さいと、相手に声も意欲も届きません。

面接時間は大体40分から1時間が目安です。
稀にですが、筆記試験が用意されている会社もあり、
その場合はプラス30〜40分といったところでしょうか。
筆記試験の内容は一般常識レベルのものから
中国語の翻訳テストなど高度なものもあります。
筆記試験と聞くと構えてしまう傾向にありますが、
例え試験結果が芳しくなくても、それを補って余りある魅力を
担当官に分かってもらえば、採用を獲得出来ますし、
事前に筆記試験の有無の確認も出来ますから、
何かしら試験対策をしておくことも可能です。


無事に面接が終わったら最後に本日のお礼を告げ、
退席しましょう。
面接結果の連絡は、通常3〜10日後ぐらいに入ります。
あとは朗報を祈って、待つだけです。

ここで本当に一段落ですね。
長らくの就職活動、お疲れ様でした。


来週は内定後から着任までの準備について説明していきます。

それでは今週はこのへんで。

よい週末を!

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