美術館

先日、アート好きの友人に無理やり「何香凝美術館」という
美術館に連れて行かれました。
この「何香凝」は一体何の意味?と思っていたら
芸術家でもあり、また中国革命の大立者の一人でもある
女性政治家、社会活動家、何香凝さんのお名前でした。
(勉強不足で全く知りませんでした・・・。)

ちなみに、何さんは日本の東京女子美術学校卒です。

さて、肝心の美術館の方はと言いますと。

1997年に出来た、まだ比較的新しい美術館。
国家級現代美術館だそうです。

まず展示ルームに足を踏み入れると、
天井からぶら下がっている逆さ吊りの人のオブジェが。(少し怖い)




奇抜な作品があるだろうとは思っていたけれど・・・。
ここから私は何のメッセージ性も読み取れず。

そして階段を上って次の展示室へ行くと、
今度は革命蜂起をした人々の原寸大のリアリティ溢れる蝋人形が。。。







馬もリアル


その他、廃墟や瓦礫、ガラクタをモチーフにしたデザイン画など
鑑賞力の弱い私にはピンと来ない作品が並び
ここは本当に芸術鑑賞の場なのか・・・と思いながら更に進んでいくと
ようやく美術館らしい展示ルームに到着。






かわいいオブジェ

そして最後はこの美術館の主役、何さんの作品群。
繊細で柔らかいタッチの花の絵もあれば、豪快な山水画もあり
人柄が出ているのかなぁと思いました。

意外と小ぶりな美術館で、退屈することなく鑑賞終了。
皆さんもお近くにお越しの際は、気分転換にどうでしょう。
雑踏から離れた静寂な世界での美術鑑賞もたまには良いものです。



何香凝美術館
住所:深セン市南山区深南大道9013号
入館料:20元