映画館

土曜日に郵便局に行ったところ(こちらでは土日も郵便局は営業している)
郵便局の前にある大きな映画館が目に付いたので
中を覗いて見ました。


意外と大きな映画館

入ると広いロビーがあり、隅にチケット売り場と
ポップコーン&ドリンク販売所がいっしょにありました。


何だか映画館らしくないおじさんが、ポップコーンや券を売っている


ちょうど5分ほどで上映開始とのこと。
しかも私が映画館に行った日中の時間帯は割引となっており
たったの15元で見られるようです。
(夜間は30元だそう、それでも安いですね)

何の映画をやっているのかと館内を見回したが
映画宣伝用ポスターも何もなく、
一体どんな映画が上映されているのかさっぱり分からない。
よく見ると、入り口のところに漢字で「終結者」と
お題目が書かれたホワイトボードが置いてありました。
お客を呼び込む意識が相当低い映画館のようです。


映画告知。まるで落語寄席の演目のようです。


でもこれだけ見ても、やはり何の映画が分からず
仕方ないのでチケット販売のおじさんに「中国の映画?アメリカの映画?」と
聞いてみたところ「アメリカのだよ」という返事。
モノは試しに観てみることにしました。
(ちなみにこの映画館では、この1作品しか上映されていませんでした)


上映室はロビーの奥にある暗幕カーテンを開くとありました。




館内は週末だというのにがら空きで
恐らく観客は全部で20名もいなかったような。


閑散とした映画館での鑑賞。
とてもゆったりしています。ある意味贅沢ですね。

映画が始まってみると、それは「ターミネーター4」でした。
迫力満点のアクションに大興奮です。
アメリカ人のアイディアとスケールはすごいですね。
巨大なロボットの両足部分が開き、そこから、
2台のバイクロボットが出て来る場面がありました。
これはきっと日本の超合金ロボットアニメから
ヒントを得たんですね。奇抜で面白かったです。
子供の頃は見慣れて、当たり前のように思っていたロボットの戦闘方法も
すごいアイディアの宝庫だったんだなぁと改めて思いました。


週末の昼下がりにのんびりと映画鑑賞。
とても充実した午後のひとときでした。


※今回私が入った映画館、どうやら区営だったようです。
 だから集客に力を入れてなかったんですね。
 深センには他に民営の映画館もあります。
 シネマコンプレックスになっていて、巨大な宣伝用ポスターも
 貼られており、集客効果抜群です。
 (70〜100元ぐらい、結構いいお値段の割りにいつも混んでいます)