広西チワン族自治区(3)

(広西自治区旅行記第3弾)

広西自治区の夜は一体どんなホテルに泊まることになるのか。
お湯の出ない簡易旅館か、薄暗い旅社か、
かなり期待値を低くしていたのですが、
到着したホテルは予想に反して新しくモダンでした。



ホテルのロビー。
広々としたロビースペースの奥に
チェックインカウンターがあります。


気になるお部屋も、とてもきれいでした。
清潔なのは勿論、インテリアデザインも良く、
アメニティグッズも充実。
シャワーも水圧が高く快適でした。
ポット、カップなどが置いてあるテーブルの下に
スライド式になっているガラスのボードが設置されており
お茶を入れやすい作りになっています。
使い勝手もよく考えられていますね。
インターネットも常時接続で本当に重宝しました。

このホテルは名典商旅酒店といって
台湾系の大手喫茶チェーン店の名典グループが
3年前から始めたホテル事業です。
深センでも最近このホテルが出来て気になっていたのですが
さすがインテリア、機能性、サービスの質が高いです。
お陰でリラックスして休むことができました。


翌日はカゴ工場の見学に。



さすが広西自治区らしい民族色溢れるカゴの
デザインですね。
強い日差しを利用し自然乾燥しているようです。
カゴ工場を覗くと、皆さん手でカゴを編んで作っていました。



ショールームにある完成品。

よく見ると日本の大手雑貨チェーン店、北欧系家具、インテリア店などの
タグが付いていました。
バイヤーの皆さんはここまで足を運んでいるんですね。
お店では1000〜2000円くらいで売られていそうなカゴ、
工場での売値は20〜25元ぐらいとのことでした。
材料もそれ程高くはないでしょうし、全て人手を使っての加工、
それを考えると20元も高い気がしなくもありません。
何軒かカゴ工場を見ましたが、どこも意外と潤っているようでした。


その後、食事のためにレストランに。
ここは意外と田舎町でレストランがほとんどありません。
車を走らせ道行く人に聞きつつ、ようやく1軒のお店を探し当てました。



レストランには見えない店内。
お店に入るとがらーんとしたスペースの隅で
お店の家族の人達がお昼ご飯中でした。

テーブルは他になく一体どこで食事ができるんだ?
ふと見ると反対側の隅に個室のドアが。



まるでゲストハウスのようですが、これはレストランの個室用ドアです。

中は意外ときれいで木製の壁に丸テーブルが置いてありました。
ここでオーダーした豚肉料理でしたか、
これも本当にお肉の甘みが感じられ、
恐らく新鮮そのものだったんでしょう・・・。


最後に、広西自治区名産のお砂糖を買ってみました。



「紅糖」と呼ばれていました。
茶褐色と白色が層になっていて粉末ではなく固形です。
味は普通の精製された白いお砂糖と
変わらないようなのですが、
栄養価が高いとのことで、中国では産後の女性が
よく食するらしいです。
ただあまりに固く、ハンマーでもない限り
割れないようです・・・。
床にたたきつけたら良いんでしょうか。
現在砕く方法を思案中です。