中国の病院

軽い風邪を引いたので近所の病院に行ってみました。
小規模の個人病院といった感じで、患者もあまりおらず
すぐに看てもらえそうです。



入り口のところに、まず料金支払窓口があります。
「風邪を引いた」と伝えると、小部屋を指し
そこの先生に診察してもらって、とのこと。



この部屋がどうやら診察室のようです。
中には医師と患者がいました。
大きな病院の場合、番号札を取って順番を待つ、というところが多いのですが、
ここは早い者勝ちのようで、私がドアの前で次の順番を待っていたら
他の人が診察中の部屋に入っていき、ちゃっかり私の前に割り込んだではないですか。
ここではドアの前で順番を待つ、なんてやっていてはいけないんですね。
文句を言おうと部屋に入りましたが
その人はひどい風邪をこじらせているようで非常につらそうな状態。
仕方ないので先に診察させてあげました。

程なく私の順番になり、検温、喉のチェック、聴診器をあてて
肺のあたりの音を確認、その後血液採取、
ただの風邪だったので熱冷ましの注射、ブドウ糖点滴となりました。
(ここで問診票をもらい料金支払窓口に行って、清算。
清算した証明を持って、点滴室に行きます)



点滴ルーム。
どこの病院も必ずこの木の椅子が置かれた広い点滴室があります。
中国ではなぜか点滴が人気があり、病院に行くと毎回点滴を打つ羽目になります。
点滴ルームは病院らしくなく、談笑しながらまた時にはお菓子を食べながら、
皆さん点滴を打っています。
治療というより栄養補給なんですね。

点滴の量は200mlのパックが2袋、
せっかちな私は点滴を早く終わらせようと、
滴下する液量が多くなるよう調整していたのですが
看護婦さんに見付かり元に戻されました。
結局点滴に1時間半ぐらい掛かりましたが
終わる頃には体も軽くなり心なしか元気になったような。(気のせい?)

最近は深センも夜間はさほど暑くなくなり、秋の気配を感じるようになってきました。
季節の変わり目、皆さんも風邪など引かれませんようご自愛ください。