杭州旅行(3)

<杭州旅行(3)>

翌日は朝から杭州市内観光。
まずは西暦328年にインドから来たお坊さんが建立したという霊隠寺に。
(建立と言っても最初はただの小屋だったみたいですが。。。)


今は立派な寺院。
最盛期にはお坊さんの部屋だけでも1300部屋(!)あったそうです。

敷地内に入るとすぐお寺というわけではなく、
お寺は山の中にあるので自然公園のようなスペースになっており
見所もたくさんあります。



上部の竜の口にコインを投げ入れることに成功すれば福がある、
ということで、皆さんトライしていましたが、これがなかなか難しい。
実際に竜の口の中にはコインが入っているのですが、
角度からいって投げてちゃんと収まるような造りではないので
恐らくお寺がコインを置いているだけなのでは?というのが皆の結論。



彫られている文字に触れると、その文字が表意している通りになる、
または良くなるとのこと。(つまり「智」という文字に触れると聡くなる)
一番人気のある文字は「心」のようでした。


その後、500体の羅漢像を祀っているお寺に。
金色に光る500体の羅漢像は迫力があります。


羅漢像。写真撮影は禁止だったのでHP画像。

うじゃうじゃいる羅漢さん達ですが、
見てみると、すざまじい形相で怒っている顔、満面の笑顔など様々。
また名前もそれぞれ異なっており(当たり前ですが)、
意外と名前に相応しい表情だったりして面白いのです。


お寺観光の後は、お楽しみのお食事です。
タクシーの運転手の案内で地元のお店に。

お店の前のスペースにテーブルがいくつか出ていたので
外でお食事にしました。
どうして屋外のお食事って美味しいんでしょうかね。
九官鳥も2羽いて、なかなか良い感じです。


本日のお料理は、鶏をまるごと煮込んだチキンスープ
(じっくり煮込んだようできれいな澄んだ黄色です)、
小エビの炒め物、たけのこの炒め物、卵と野菜の炒め物、
マーボー春雨のような麺(おいもから作った麺でこんにゃくのような
弾力があります)、ジャガイモ、ナス、インゲンの炒め物(高温の油で
炒めたからか香ばしい風味でとても美味)、
それから最後まで何かはっきり分からなかったんですが
恐らくドジョウの甘辛炒め(くさみは全くなし)、あとは菊の花のお茶。

素朴な家庭料理といったメニューですが、
外れがなくどれも美味しかったです。
途中で寒いとのことで、紹興酒も注文。
確かに紹興酒を飲んだらぽかぽかしてきました。

ちなみに、紹興酒と同じ名前の紹興市は杭州の目と鼻の先。
紹興市は、紹興酒発祥の地だと当然の如く思っていたら
一緒にいた中国人の方が、「ちょっと違う」とのこと。
本当なんでしょうか。
しかも、ちょっと違うってどういう意味なんでしょうか。
これは実際現地に行って確認する必要がありますね。
(本当は別に行かなくても分かるんですが、旅行の口実に・・・。
それに旅って目的があった方が楽しいですよね!)



ネット検索してみたら、紹興市はこんなところみたいです。
なんでも水城と呼ばれているそうで、風情が漂ってますね。

というわけで、私の心は今、遥か紹興酒の故郷(多分)、紹興市に。