香港ラマ島(1)

仲良しのお客さんと香港にあるラマ島に行って来ました。


上の地図の赤丸がラマ島。香港島の南西にあります。
漢字では「南Y島」 "Y"の文字はアルファベットではなくこういう字体の漢字です、
南Yを英語読みするとLamma, そして日本語ではラマ島となります。

ラマ島へは、セントラルからフェリーでたったの30分。
ぶらっと遊びに行くにはもってこいの距離です。


セントラルのフェリーターミナルは、地下鉄セントラル駅から徒歩10分ぐらいの
ところにあります。(セントラル駅から香港駅の方向に向かって歩いていくと
途中からフェリー乗り場の表示が現れます)


ラマ島行きのフェリー乗り場。
大きくラマ島と書いてあるので分かりやすいです。

ラマ島の港は2つあるので、乗り場も二手に分かれています。
私達は北寄りの港、榕樹湾に行くことにしました。
榕樹湾までの運賃は片道14香港ドル。
随分安いのでびっくり。地下鉄とほぼ変わりありません。
オクトパス(日本のスイカのようなプリペイド式カード)でも払えます。


フェリーの中。
がら空きです。
いつも深センの蛇口で乗る珠海、香港行きのフェリーは
お客さんでごった返してますが、
この日、乗船客は10人程度でしたか。
観光客らしいのは私達以外、1組だけ。
このフェリーは、生活の足なんですね。運賃が安いのも納得です。

すぐに船が動き出しました。
ツアー開始!と喜ぶところですが、
このフェリー、揺れが尋常ではありません。
胃が上下に動きすぎます。
私もお客さんも、「気持ち悪い」など一言も発しないんですが、
少しでも動いたら胃に負担がかかる、と微動だにせず
顔面蒼白で固まっていました。
このままでは島に着く頃には相当気分が悪くなり、
島散策どころではありません。
フェリーは波に向かって突進しているので
船の後ろ側の方が波の影響が少ないのでは、と
後方の座席に移動してみましたが、全然変わりありません。
(考えてみたら当然ですね。結局船全体が波に乗るわけですから)

そこで、今度はイスの上に横になってみました。
イスは6人掛けで、大人一人十分横になれます。
ラッキーなことに船は空いているので
一人で6席使っても何の問題もありません。
寝ると上下に動いていた胃の揺れがなくなり、
船の振動が心地よく体に伝わります。
お客さんにも「絶対に寝るべきです!」と強引に薦め、
少々行儀が悪いですが(靴はちゃんと脱いでます)
座席2列を二人で占領させてもらいました。
お客さんも「横になったら楽になった」と言っていたので
やはり、船酔いには横になるのが一番のようです。
皆さんも、酔いそうなときは是非寝てみて下さい。


ほどなくして(寝てると時間が経つのが早いですね)
フェリーはラマ島に到着。
船を降りて桟橋に出ると地図が掲げてあります。


なんと日本語表記もあり。
地図にあるオレンジの線は私達が到着した港から
もうひとつの港までのハイキングコースです。
徒歩1時間強、帰りは別の港からセントラルに戻れます。
ちょうど良いコースのようなので、
そのルートで行ってみることにしました。


桟橋の両側には自転車がたくさん止めてあります。
何でもこの島は自動車が走れないそうで(トラクターなど作業車はOK)、
島民の足はもっぱら自転車だそうです。


桟橋から見る島の風景。
私の第一印象は小田原みたいなところ、でした。

さあ、ようやく島散策開始♪ なんですが、
フェリーのくだりでスペースを取り過ぎてしまったので...
島のお話はまた次回ということで...。