中国の暖房事情

明けましておめでとうございます!
2011年初のブログです。(すっかり1月も半ばですが、、、)
本年もよろしくお願い致します。


最近広東省も冬らしい気候になってきて
沿岸部でも最低気温が7度から5度ぐらい。
(広東省の北部の方では零度まで落ちるそうです)
随分と寒さを感じるようになりました。
こうなると、寒さ対策を取らないとやっていけないのですが、
元々冬が短い広東省。
暖房設備は手薄で、中国人の皆さんも寒さを感じるたかだか1ヶ月の為に
買う必要はなし、ということであまり暖房器具は人気がないようです。
それでも5年ぐらい前に比べれば、品揃えはましにはなりましたが、
大して暖かくもならない暖房が並んでいる、という印象です。



家電大型店「国美」の暖房器具コーナー。
日本でもここ数年人気のある扇風機型のハロゲンヒーターが
価格が手頃なこともあり(150-400元ぐらい)
結構場所を占めています。
その後ろにあるのは、温風の出る日本でいうセラミックヒーターのようなものでしょうか。
(500-700元ぐらい)
大して温まらない上に、中国の家電最大手「美的」というメーカーの
温風ヒーターと発熱ヒーターは、以前買って2年で壊れ私の中では信頼性ゼロ。



昔からある電気ストーブ。
以前買いましたが、中の発熱管が1本ずつぷつんと切れていき
1年しか持ちませんでした。
今は少しはましになったんでしょうか。



オイルヒーターも最近は多く出てきました。
安全で空気も汚さないのは良いのですが
これで部屋全体を暖めるのはちょっと大変です。

「あまり暖かい暖房がないみたい」と店員さんに言ったら
広東省は大して寒くならないし寒いのも1ヶ月ぐらいだから、とのことでした。

ということで、暖房器具コーナーはいつ行っても閑散としています。


町で見かけたその他の暖房グッズ。



電気カーペットみたいです。
カーペットというのには少し薄く、毛布というにはごわごわしてるんですが。
価格は80-100元ぐらい。



電気布団(?)もあります
(200-280元)



足専用の暖房クッション(?)
ポケットの中に足が入れられるようになってます。



湯たんぽの袋版みたいなものです。
中は水が入っており付属のプラグをコンセントに差し込むと
5分前後で加熱完了。暖かい状態が数時間続きます。
(20-50元ぐらい)
手頃な価格と保温力で、あらゆる防寒グッズを凌ぎ
これが広東省ではダントツの人気です。
店員さんも、これを握りながら仕事してたりします。


こんな感じでいまひとつ心もとない暖房事情ですが、
今日は日差しも強くすっかり小春日和。
数週間もすればすぐに春がやってくることでしょう。