第20回:面接当日

さあ、とうとう面接当日です。
情報収集、仕事探し、応募など一連の就職活動のフィナーレが
この面接です。
面接の結果によってその後の人生が少なからず変わってくるわけですから
もう一大イベントです。
良い結果になるように気を引き締めて参りましょう!

出掛ける前に身だしなみを鏡で確認。
履歴書、筆記用具、パスポートを忘れずに持って出ましょう。

面接する会社に到着すると、工場の場合は入り口に保安員がいるので、
用件を伝え入場の許可をもらわなければなりません。
比較的職務に忠実な保安員が多く、誰を尋ねてきたか、
何の用件か、どの会社の何と言う名前か、としっかり聞かれます。
この際、保安員に面接と告げるより、「商談で来た」と言った方が
扱いがよく、スムーズに話が通るように思います。
(面接と言うと中国人の人事部に連絡がいき、
確認に時間が掛かってしまうこともあります)
保安員には日本語で答えてもいいですし(通じませんが、何となく分かってくれます。。)、
片言の中国語、筆談で話は通じます。
入出チェックの名簿のようなものに、自分の名前、会社名などを
一通り記入すると、入室許可証のような名札を渡されるので
それを胸ポケットあたりに付けましょう。(帰る時に忘れずに返却します)

オフィスビルの場合は、特に保安員はいないので、そのまま会社に直行できます。

どちらも会社に到着したら、まず受付に名前を名乗り、
面接担当官の名前を告げてください。
ほとんど日本語で通じますが、念の為、自分の名前と
面接担当官の名前の中国語読みは覚えておきましょう。
受付のない会社もありますが、そういう場合は「こんにちは」と
目ぼしい人に声を掛けて、面接担当官を呼んでもらいます。

その後、面接会場となる部屋に通されます。
基本的にはやはり上座(奥の席)は避けて、入り口側の席に座っておきましょう。

暫くすると、とうとう担当官の登場です。
まずは立ち上がって元気に挨拶しましょう。
「本日面接に参りました○○です。よろしくお願い致します」といった感じでいいと思います。

面接の内容は、各社異なりますが、一般的な順序としてまずは自己紹介、
(会社によっては、その前に会社案内をしてくれるところもあります)
今までの経験や中国での就職を目指すことになった経緯などの質問、
あとは、その他の質疑応答といった流れが多いです。
職務内容により中国語のレベルチェックが5分ほど入る場合もあります。
(中国人スタッフを呼んできて、中国語で実際に話をしてもらいます。
どこに住んでるの?どんな仕事経験があるの?
以前中国語勉強したの?といった質問がよく出ます)

面接時に気をつける点としては、朗らかで明るい態度で接すること、
「はい」「そうです」など話が広がらない単調な返答ばかりしないこと
(相手が聞きたいであろう事は、話の流れで分かりますから、
言葉を加え、先方が納得できる受け答えを心掛けます)、
それから、出来るだけ張りのある大きな声で話すことです。
声が小さいと、相手に声も意欲も届きません。

面接時間は大体40分から1時間が目安です。
稀にですが、筆記試験が用意されている会社もあり、
その場合はプラス30〜40分といったところでしょうか。
筆記試験の内容は一般常識レベルのものから
中国語の翻訳テストなど高度なものもあります。
筆記試験と聞くと構えてしまう傾向にありますが、
例え試験結果が芳しくなくても、それを補って余りある魅力を
担当官に分かってもらえば、採用を獲得出来ますし、
事前に筆記試験の有無の確認も出来ますから、
何かしら試験対策をしておくことも可能です。


無事に面接が終わったら最後に本日のお礼を告げ、
退席しましょう。
面接結果の連絡は、通常3〜10日後ぐらいに入ります。
あとは朗報を祈って、待つだけです。

ここで本当に一段落ですね。
長らくの就職活動、お疲れ様でした。


来週は内定後から着任までの準備について説明していきます。

それでは今週はこのへんで。

よい週末を!

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第19回:面接の準備をする

無事ホテルにチェックインしたのも束の間、
翌日が面接の場合は、面接の準備に取り掛かります。

まず最も重要なのが、アクセス方法の確認です。
ホテルからどうやって行くのか、ホテルからどれくらい時間が掛かるのか、
事前にある程度調べてあるはずですが、
必要に応じてホテルのスタッフなどに確認しておきましょう。
やはり現地の情報は確かです。
場所によっては、ホテル側が面接企業の所在地を知っていて
タクシーを呼んでくれたりもします。

さて、ひと段落したら、面接の予行演習をします。
面接というのは聞かれた質問に答えるものなので
特に練習はしなくてもいい、とお考えの方もいると思いますが、
実際の面接では、予想以上に緊張し言葉に詰まってしまったりすることもあります。
事前に練習をしておくことで、返答がスムーズになるだけでなく
安心感も生まれ、緊張を和らげることも出来ます。

下記に中国の面接で聞かれる一般的な質問を記載します。
自分だったらどのように答えるのか、予め回答内容を考え実際に練習をしておきましょう。
(こんな感じの話をすればいいかな、といったニュアンスではなく、
具体的にどう答えるのか、実際に声に発して言ってみましょう)

  1. なぜ中国で就職したいんですか?
  2. どうしてうちに入社を志望したんですか?
  3. 何年くらい中国にいる予定ですか?
  4. 中国語レベルは?(会社により英語レベルを聞かれることも)
  5. 家族はなんて言ってるんですか?(賛同してくれているのか。また既婚者の場合、帯同するのか)
  6. 希望給与は?
  7. 前職を退職した理由は?
  8. 入社したら、どんなふうに貢献してくれますか?(どんな強みがあるか、何ができるか、ということです)

以上です。
他にもいろいろありますが、上記は比較的多く聞かれる質問です。
ちなみに、ハローチャイナ人材では面接前の想定問答演習を行っています。
うるさい担当者(私のこと?)にあたると、回答内容にダメだしがかなり入ります・・が、
良い練習になりますよ。(多分)

それから、自己紹介をする面接もあります。
(割合にして65%ぐらいですかね)
出鼻をくじかれない為にも、自己紹介も練習しておきましょう。
自己紹介で述べる主な項目としては

    • 名前
    • 年齢
    • 出身地、居住地
    • 卒業学校
    • 職歴(どこに何年勤め、何の仕事をしたか簡潔に)
    • 中国に就職をすることになった背景、動機など
    • 余裕があれば趣味も
    • 最後に挨拶

といったところです。


最後に、複数社の面接を受ける方は、会社名と企業概要などが
混乱しないよう、会社のHPなどを見てポイントを抑えておきましょう。

面接前の準備はこれで終わりです。

次回は面接当日の注意点などを説明していきます。

よい週末を!


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第18回:中国に面接に行く (5)-香港空港から中国への移動-

前回は、香港空港で中国行きのバスのチケットを購入するところまで
説明をしました。
初めてなので無事にチケットが買えるかなぁ、と心配な方もいると思いますが、
香港空港から中国にバスで移動する日本人は非常に多く、
バス会社の係員も慣れたもので、要所を押さえた対応をしてくれます。
中には片言の日本語で話をしてくれる係員もいますからご心配なく。

さて、無事にバスに乗り込んだら一路中国へ向かいます。
バスに乗車する前に係員から中国の入国審査カードを渡されますので、
早い段階で記入を済ませておきましょう。
香港入国審査時にパスポートに挟まれた香港出国審査カードの
未記入部分(下の目的地、便名、署名欄)も忘れず埋めておきます。
30-40分後に香港の出国審査場に到着します。
運転手にパスポートと出入国審査カードを渡しましょう。
あとは、運転手が審査官に皆のパスポートを提出し車の窓を開けるので、
乗車したまま出入国審査を受けます。
この審査は至ってシンプルで、審査官が名前を呼ぶので手を挙げる
→パスポートの写真と照合する、 それだけです。
よほど怪しい雰囲気でなければ質問をされることはありません。

審査が終了して車を走らせるとすぐ目の前に、今度は中国の入国審査場が待っています。
深センには複数の国境検問所があり、入国審査のやり方(バスを降りるか、乗車したままか)は
どこに到着するかによって変わってきます。
大抵、「深セン湾」か「皇崗(ホアンガン)」という名前の審査場のどちらかで、
深セン湾の場合は、香港の出国審査と同様でそのまま車に乗ったまま審査を受けます。
皇崗は一旦バスから降り、イミグレーションの建物に入り審査を受けた後、外に出ます。
最終目的地が深センでない場合は、出た所でバス会社の係員が待っているので、
誘導に従い目的地に向かうバスに乗車します。
(このあたりは、その時々により異なりますので、係員の指示に従ってください)

深センの入国審査を終えた後、バスはひとまず、乗り合い所のようなところに向かいます。
香港空港から一緒に座っていた乗客は皆同じ目的地というわけではないので、
その乗り合い所で、各地域に向かうバスに乗り換えることになります。
これも、手馴れた係員が「東莞はこっちだ」「○○ホテルはあっちだ」と
振り分けてくれます。その際に、香港空港で胸元に貼られたシールが目印になるので、
目的地までは落とさないよう気をつけましょう。

バスを乗り換えたら、あとは目的地まで連れて行ってくれます。
ここまで来たら一段落です。

ホテルに到着後チェックイン。
これも日本とは若干システムが異なり、
一番大きな違いは、チェックイン時に保証金を預けなければならないことです。
保証金の額は、概ね宿泊料金の1.5〜2倍で、
特に何もなければ(電話やドリンクなど有料サービスを使わない、物品を壊さない、など)
そこから宿泊料金を差し引いて全額戻ってきます。
当時保証金の存在を全く知らなかった私は、ぼったくりのホテルに入ってしまったのかと
随分警戒したものですが、中国のホテルで保証金を預からないところはないようです。
保証金は現金(基本的に中国元)以外、クレジットカードでも仮払い可能です。
保証金を支払った時に預り証を渡されるので、チェックアウト時まで大切に保管しておきましょう。
それがないと保証金を返せないから気を付けて、と言われたことがあります。
(実際返金してくれるのかもしれませんが、保証金は預り証と引き換えが原則です)
カードで保証金を仮払いした場合は、チェックアウト時に目の前で伝票を破棄してもらい、
新たに宿泊代のみでカードを切りましょう。

ちなみに、保証金のことを中国語で「押金」と書きます。(発音は「ヤージン」)
この単語は住宅を借りる時にも使うので、この際覚えておきましょう。

この保証金の件を除けば、あとはパスポートを提示するぐらいで
他は日本とほぼ同じチェックイン方式です。


それではキリもいいので、今日はこのへんで。
移動についての案内が続きましたが、来週は面接前の準備について説明します。

よい週末を。


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第17回:中国に面接に行く (4)

とうとう中国面接への旅立ちです。

日本から最も多いルートは、まず香港に入り
そこから広東省の町に移動する、という方法です。
日本⇔香港間はフライト数も充実しており比較的リーズナブル。
香港空港から中国広東省各地へのアクセスも容易で
使い勝手のよい空港です。
(上記は主に広東省の深セン、東莞、恵州など直行便がない、または少なく、
香港から近い地域に行く場合に限ってのことです。
例えば広州やその他の省であれば、直行便や他のルートになります)


香港空港に着いたら、陸路で中国に移動する場合は
まず香港の入国審査を受けます。

香港空港から船で中国(深セン、マカオ、東莞虎門、
珠海、中山、広州南沙)に行くことも出来ます。
船の場合は、フェリー乗り場が入国審査場の手前にあり、
煩わしい香港入国/出国の手続きが省略されるメリットがありますが、
便数が限られているのでスケジュールが合う場合にお勧めの手段です。
香港空港から中国へのフェリー時刻表を事前にチェックしておくのもいいでしょう。 

陸路で中国に入る場合は、バス、タクシー、電車の3つの選択肢がありますが、
バス利用の割合が最も高いです。
タクシーは高額、また香港の出国審査場で下車となりそこからは自力で移動
(香港のタクシーは深センに入れません)、
電車は目的地にも依りますが遠回りになることが多い上に荷物が負担、乗り換えも面倒です。

バスの乗り方ですが、香港空港の到着ロビーに出ると、
バス会社のカウンターがあります。
初めて行く場合、バス乗り場が見つかるのか心配になりますが
すぐ分かるので安心してください。
到着ロビーはそれ程広くありません。
大雑把に言うと、到着ロビー出口側(自分が出てきた側)に、
コンビニ、両替所、ATM、お手洗いがあり、
その反対側(出口を背にして前方)にレストラン、
電車(エアポートエクスプレス)乗り場への通路と
バス会社のカウンターが並んでいます。
なので、到着ロビーに出た時点で前方をきょろきょろすれば、
バス会社は必ず目に入ります。
スタッフの皆さんは、オレンジ、水色、緑と目立つ色の制服を着用しているので
すぐ分かりますよ。

ハローチャイナのHPで香港空港の写真つきで案内を掲載しています。

ちなみに、私が初めて深センに来た時も香港経由のバス利用でした。
ネットで事前に情報収集してみましたが、
空港でのバスの乗り方がいまひとつ判らず、
おまけに私の利用したフライトは夜23時近く着だったんですが
お助け掲示板のようなサイトには、バスの最終は22時だ、いや23時までだ、との情報。
今は多少逞しくなったので、まあバスがなかったらタクシーで行くか
香港に泊まるか、最悪朝まで空港で凌ぐ?ぐらいは考えるのですが、
その頃は初の海外単独移動(しかも初めての地域)で、
「バス乗り場が見付けられなかったらどうしよう」「もし最終に間に合わなかったら・・」と
泣きそうな思いでした(・・・)
23時過ぎにバスがあるか判らないけど最終を逃したくないと思い、
取り敢えず飛行機が香港空港に着陸するや猛ダッシュで入国審査場に走り
到着ロビーに出ると、すぐバスのカウンターが目に飛び込んできました。
私が付近まで行くと向こうから「どこ行くの?」と声を掛けてくれ
よかったー、バスあったー、と喜んだのも束の間、
「深セン行きならあと2分で出るから急いで!」と私のスーツケースを持って
駆け出すスタッフの後を、急いで追い掛けバス乗り場に向かったのでした。
到着早々慌しくて、本当に中国での生活が始まったんだーと感じたのを覚えています。

思い出話になってしまいましたが、まあ私でも簡単にバスに乗れたので、
皆さんは安心して香港に来てくださいね。
ちなみに、深セン行きのバスは今は24時まではあります。

バス会社は複数あります。
バスは会社により、大型のマイクロバスと7人乗りのミニバンの2種類に分かれています。
マイクロバスの方が価格が安い(深セン国境までマイクロバス100香港ドル、
ミニバン150香港ドルぐらい)ですが、マイクロバスは本数が少ないのと
香港-深センの国境を越えるのに、一旦バスを降り荷物を持って
徒歩で出入国審査場に入るという手間がネックです。
深センの入国審査場を経て外に出ると、今度は深センのバス乗り場があるんですが、
バスの数が多くて、自分の乗るバスを見つけるのが一苦労。
また自分の話になってしまいますが、私は初めて来た時、
よく分からないままこのマイクロバスの方に乗ってしまい、
深センに入った後、停車場に居並ぶバスを見て「どれか全然分からないー(涙)」と
途方に暮れました。
時刻は24時近くだったと思うのですが、暗闇の中、バス停車場は群がる人々と
たくさんのバスでごった返しており、四方八方からバスのクラクションが鳴り響き、
なんでしょう、まるで早朝の築地市場のような荒々しい活気で
とてもバスの運転手が私を見つけてくれるとは思えません。
困っていたら近くにいる香港空港から一緒だった他の乗客が目に入りました。
彼らといれば一安心。数分後、バス会社は私達を見つけ出してくれ無事にバスに乗れたのでした。
その経験もあり、私は初めて来る人にはミニバンの方を勧めます。
ミニバンは出入国審査も車に乗ったまま出来るので楽ですよ。
3割〜5割高ですがさほどの違いではないですし、その価値はあります(多分)

バスのタイプが同じであれば乗車賃はどの会社もほぼ同じで
(せいぜい10香港ドルぐらいしか差はないでしょう)、
出発時間が近いところを選べば良いと思います。
※定員に達したら出発するので、大体15-20分置きぐらいにバスはあります

バス会社のカウンターに行くと、いくつも会社があるので迷うこともありますが
(まあ大抵は迷う前にバス会社のスタッフに声を掛けられます)、
どのバス会社も複数のルートを持っているので、
自分の目的地に行くバスがあるか聞いてみましょう。

東莞、恵州であれば、緑のカウンター「永東(ヨンドン)」がお勧め。
各地域の4ツ星、5ツ星ホテルまで行ってくれます。

(上記リストのホテルは毎回必ず停車するという訳ではなく、
降りる人がいれば止まってくれます。なのでバスのチケットを購入する際、
ホテルの名前も告げる必要があります)
宿泊予定のホテルまでバスが行かない場合は、リストにある最寄のホテルで下車し
そこからタクシーでいいでしょう。
バスの運転手によっては(他の乗客がいない場合ですが)、
追加で20元ぐらい払えば、目的地まで送ってくれます。


少々長くなってしまったので、この続きはまた来週!
と言いたいところですが、中国は来週1週間国慶節休暇でお休みになります。
ということで、また再来週!


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第16回:中国に面接に行く (3)

今回は中国現地面接の準備の続きです。

前回持ち物について話しましたが、もう1点、携帯電話についてご案内します。

短期間でも中国在住歴があれば、中国の携帯を持っている人がほとんどで、
皆さん、その携帯を日本から持参してみえます。
中国の場合、SIMカードロックはされておらず、
自分でカードの差し替えが自由に出来るので、
SIMカード(電話番号)の有効期限が過ぎていたら
新たにカードを購入すればいいだけで、すぐ使用出来ます。
(カードは安いものであれば100元以下からあります)


まだ中国の携帯を持っていない場合は、
まあ多少不便ではありますが、なければないでやり過ごせます。
電話連絡が必要な状況というのは、
面接に向かう際、道に迷った時などに企業側、転職エージェントなどに連絡をするのと、
二次面接がある企業の場合、二次面接実施の有無、日時の連絡受けぐらいでしょうか。
電話がない場合は、道に迷う可能性も考慮して早めに出発しましょう。
企業、転職エージェントからの連絡はホテルの部屋に電話してもらうか、
パソコンを持ってくるのであればメール連絡でも問題ないと思います。


日本の携帯電話を現地で利用する方もいます。
機種により事前の手続きや入国後のローミング設定が必要だったりしますが
以前に比べて海外対応の機種も多くなり手軽に使えるようになりました。

気になる通話料は渡航地域によって変わりますが
中国国内であれば各キャリア(ドコモ、au、ソフトバンク3社)皆同じ料金体系です。

(目安:中国国内/分)

  • 中国国内     70円
  • 日本へ発信   175円
  • ほか海外へ発信 265円
  • すべての着信  145円

そのほかメールやWEB等のデーター通信料は適応条件もあり
加入パケットプランによって料金は異るので
事前に確認しておきましょう。
(後で飛んでもない額の請求書が送られてきた、というのも
実際に珍しくないようです)

また充電アダプターは殆どが海外で使えるものが多くなっています。
(※AC100V〜240V対応と書いていれば海外使用可能)



最後に、渡航前の準備として海外旅行保険について説明します。

クレジットカードをお持ちの方は、海外旅行保険が付帯されているものも多いので
事前に確認をしてみましょう。
海外旅行保険は、現地で病気や怪我をした際、金額に上限はありますが、
ある程度の範囲まで全額カバーされます。
携行品損害(例えばデジカメを盗まれた、など)や
救援費用(事故の際の捜索、救助費用)も含まれるものが多く、何かあった時には頼りになります。
(加入は任意です)

  • 三井住友海上 ネットで申し込めば2330円(契約画面から中国7日で計算)  
  • 損保ジャパン ネットで申し込み2700円(北京7日) 
  • AIU ネットで申し込んでも5530円(アジア7日) 

各保険会社により異なりますが、
提携病院でキャッシュレスで治療を受けられる、
または一時的に自分で治療費を立替払いするものの、
帰国後保険会社に支払ってもらう、というところがほとんどです。


さて、これで渡航準備は概ね整ったでしょうか。
中には、「中国の水は合わないのでは・・」とミネラルウォーターのペットボトルを
持参する方もいますが、中国でもグローバル飲料メーカーのミネラルウォーターは買えますし
あまり神経質になり過ぎず、、、細かいものは現地調達すればいいと思って
荷造りをしてください。
「これは持って行った方がいいかなー」などと迷うことがあったら
お気軽にハローチャイナ人材にお問合せください。

それではよい週末を。


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第15回:中国に面接に行く (2)

書類選考通過後、中国現地の面接に行く準備について説明します。

面接日程に合わせまずは航空券を購入。
価格比較が出来るトラベルコちゃんがお勧めです。

航空券を手配したら次はホテルです。
日本からでもネットを通じ、中国現地のホテルの予約は簡単に出来ます。

ホテル検索サイト(一例)
Mahoo 
HotelTravel 

一括りに「深セン市」や「東莞市」と言っても結構広いので
(同じ市内でも移動に1〜2時間掛かる所もあります)
面接地や交通の便も考慮して決定したいが現地の地理がよく分からない、という場合は、
転職エージェントの担当者に相談したらいいと思います。
きっと張り切って案内してくれますよ。


次は持ち物の準備です。
当然ですがパスポートは必ず忘れずに持って家を出て下さい。
極端な話をすると、最近は航空券もペーパーレスやE-ticketを使うところが多く
持っていかなくても空港でチェックインが出来る場合がありますが、
パスポートを忘れたらどうしようもありません。


面接旅行の場合は、滞在日数は数日で済むのでビザの準備は不要です。
(15日以上滞在する場合は取得してきた方がいいですが、
広東省の場合香港と陸続きなので、15日を越えそうになったら
一旦香港に出国して戻って来るという手もあります)

その他の持ち物を下記に記載します。

・履歴書、職務経歴書
 既に提出したものをプリントアウトして持参してください。
 手書きの履歴書を別途用意しなくていいです。
 現像した写真を貼り付ける必要もありません。
 日本での就職活動ですと、丁寧に手書きで作成し、
 写真を貼り付けた履歴書を持参するのが一般的ですが、
 中国現地では、日本の履歴書用紙の入手から言って
 不可能ですから、データをプリントアウトするのが一般的です。
 もちろん、「私は精魂込めて書いた手書きの履歴書を提出したいです」という場合は
 それでも構いません。


・面接用の服装
 「何を着ていけばいいか」という問合せは比較的多いです。
 海外での面接では日本と同じ格好でいいのか?気候はどうなのか?と
 どの服を選ぶか判断に迷いますよね。
 まず、広東省は亜熱帯で夏は長く気温湿度も高いので、
 日本と季節が違うことがあります。
 面接が決まったらネットで天気予報も確認してみましょう。
 
 面接の服装はほとんど日本と同じだと考えてください。
 男性の場合はネクタイ着用ですが、季節により(冬以外)ジャケットはなくても構いません。
 暑いからと言って、サンダルはやめてください。
 女性はスーツ、またはシャツ+スカート/パンツで
 少々畏まった格好をしましょう。
 踵部分のストラップのないサンダルは避けましょう。

 男性の場合、キャリーケースのみで身軽に日本から来たのはいいけど、
 面接の際履歴書などを入れるバッグがなかった!ということもあるので、
 必要に応じ手提げなども忘れないようにしましょう。


・現金
 香港経由で中国に入国する場合は、まずバス代に外貨(香港ドルor中国元)が
 必要です。香港空港で両替も出来ますが、レートはよくありません。
 他の両替場所としては、日本国内の都市銀行、日本の空港
 (最近はほとんどの国際線ターミナルで中国元を取り扱うようになりました)、
 それから、小額のみ日本で両替をしておき、後は中国現地の銀行で
 両替をする、という方法もあります。
 一般的に空港の両替レートは低いですが、数日の滞在ですし小額の両替であれば
 さほど大きな差はないと思います。
 
 
ざっと以上です。
あとは身の回り品、ずっとスーツでいるわけにもいきませんから
多少の着替え、といったところでしょうか。
細かいところではタオルは大体どのホテルにもありますし、
歯ブラシは3ツ星クラス以上のホテルは備えています。

日本と中国では電圧が異なりますが(日本220V、中国100V)、
ノートパソコンはほとんどの機種でアダプタが全世界対応規格になっているので
そのまま持ってきても使えます。

取り敢えず今日はこのへんで。

良い週末を!

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第14回:中国に面接に行く

書類選考に無事通過したら、次はいよいよ面接。
今までは遥か彼方にぼんやりと見えていた中国が、
ここで一挙に目の前に現れる、という感じです。

面接場所は、日本本社、中国現地の勤務先、どちらかになります。
(中国現地の担当者の方がたまたま日本出張が入ったから、ということで
東京の喫茶店などで面接、ということもあります)

大抵は会社側の指定面接地になりますが、日本、中国、どちらでも構わないので
自分で選択をしてください、というケースもあります。
どちらの方がいい、とは一概には言えないので、その時の状況に応じて
検討をしましょう。


日本から中国に飛んで、または中国の別の地域から飛行機で移動しての面接の場合、
フライトの予約が取れるかどうかで面接日が変わってきます。
また渡航となると日帰りは無理なので在職中の方は会社に休暇の許可をもらったりと
事前の準備も日数を要します。
そういった事情も考慮して、面接担当者からは大体このあたりでどうか?や
こちらに来られる日程をいくつかあげてほしい、と打診が入ることが多いです。


面接日の目安が分かったら航空券を予約します。
ただ、企業側がたまたまその日都合が悪い、という場合もありますので、
購入前に、先方に希望日程を告げ面接が可能か確認を取りましょう。

航空券を購入する際、戻りの日を何日にするかは、
今後の予定、面接を受ける企業数などによって異なってきます。
1社のみであれば行き帰りに各1日、面接1日の計3日で事足ります。
ついでに現地の観光も、という方はもう1日ぐらい追加すればいいでしょう。
2社以上であれば、1日に何社面接を受けるかで滞在日数が変わります。
面接時間のみ考えれば1日に3社ぐらい行けるだろう、と思いますが、
面接を受ける会社は点在していることが多く、
各会社の移動に1〜2時間掛かることがほとんどなので、
多くても1日2社といったところです。

中には、採用に至ったら日本に帰国せずそのまま入社する方もいます。
その場合は片道航空券でいいのですが、片道は逆に高かったり、
航空会社によっては帰りの航空券がないと搭乗不可というところもあるので、
往復航空券を購入し、片道使用後破棄とするのが無難です。
あるいは、中国の休暇時に一時帰国する為に、
半年のオープンチケットを購入しておくのもありです。
(ただし、就職後そのオープンチケットで日本に帰った場合、
また中国に戻る際に長期オープンの往復航空券を購入することになり割高。
入社後、休暇時に日本帰国航空券を支給してくれるところもあります)

いろいろ書いていたら全くアドバイスになりませんね・・。
人材の方々を見ていると、多くの方はやはり一度は片道破棄をしているようです。


採用後日本に戻らず入社、の話が出たのでついでに説明をしておきます。

面接の為渡航して、そのまま日本に帰らず就職。
なんと大胆な、と感心する方も多いことでしょう。
確かに「自分は絶対に就職するんだ」という強い決意がないと出来ません。
またその退路を断つという行動が、更にその思いを確固たるものにするのでしょう。
こういう方には是非就職成就を果たしてもらいたいものです。
さて、実際の準備について案内しておきますと、
日本を発つ前に長期帰国しない前提で準備をしてくる必要があります。
またいずれ入社準備の解説の際にも触れますが、
日本で渡航前に済ますべき事項としては下記があります。

  • 引越し荷物の整理(家族に預けておいて就職先が決まったら送ってもらうのが一般的です)
  • ビザ取得準備(会社により中国で手続きする場合もあり。会社側に事前に確認できます)
  • 住所を移転する場合は市役所で手続き
  • (必要に応じ)健康保険、年金の手続き
  • まわりの人へのご挨拶

ざっとこんなところでしょうか。
一番ネックになるのが、恐らくビザの手配だと思います。
中国では15日以内であればノービザで滞在可能です。
15日以上中国に滞在する、そのまま就職するつもりの方は、
長期のビザを日本で取得しておけばいいでしょう。
ビザの種類もいくつかありますが、その説明はまた今後追々していきます。
お急ぎの方は、ハローチャイナ人材かビザ取得代行会社にお問合せください。<お勧めのビザ取得代行会社>
中国ビザセンター 
ウエストン 

入社後は会社側で就労ビザの取得手続きをしてくれます。
その際に、卒業証明書などが必要になることが多いので、
渡航前に準備をしていった方が無難です。
その他、必要書類がないか先方に確認をしておきましょう。

若干話が逸れてしまいましたが、面接準備の話に戻ります。
・・・と思いましたが、今回は大分長くなってきたので、続きはまた次回に。

また来週!
よい週末を。

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